トカゲ

小形の恐竜(The Little Dinosaurs)とも言われるトカゲは、爬虫類皮革の中でもポピュラーな素材として人気があり、独特の鱗模様は、幅広く各種の製品に活かされています。世界中に、数多くの種のトカゲが生息しており、その数は16科383属3751種にのぼります。
皮革製品に利用されているものは極めて少なく、現在、ワシントン条約上国際取引可能な種は約9種類で、主なものは次の通りです。

トカゲを含む爬虫類には、独自の鱗のほか身体全体に、その種独特の斑紋・模様を有しています。鞣し・仕上げは、この特徴のある斑紋を活かす場合もありますが、斑紋を薬品処理により除去し、鱗のみを活かす場合もあります。これは、種類やその時々のファッションにより異なります。

ミズオオトカゲ(一般和名); リングマークトカゲ

商業名:Water Monitor
学名:Varanus salvator

トカゲの革の最高級品で、大きなものは、全長2メートルを超し、利用価値が大です。背部は丸い粒状の鱗で、背中に"輪"状、及び点状の斑紋が並んでいるところから、リングマークトカゲと呼ばれていますが、この斑紋を活かしたタイプと斑紋を除去し、仕上げたタイプのものがあります。また、腹部を割き、背部を活かしたものを、Belly Cut Type(ベリーカットタイプ)。反対に、背中を割いて腹部を利用するものを、Back Cut Type(バックカットタイプ)といいます。
ハンドバッグ、小物、ベルト、靴等に幅広く使用されています。
生息地は、インドネシア、マレー半島、ベトナム、タイ、カンボジア、フィリピン、ミャンマー等、東南アジア一帯に分布します。主な輸出先は、日本です 。

リングマークトカゲ
Varanus salvator
ベリーカット
斑文付き仕上げ

ナイルオオトカゲ(一般和名); アフリカトカゲ

商業名:Nile Monitor
学名:Varanus niloticus

ミズオオトカゲと同様に、サイズも大きく利用価値があります。
背部の斑紋は小さな点状で、ミズオオトカゲ(リングマークトカゲ)の様な特徴とならないため、多くは斑紋を除去した鞣し仕上げになっています。
腹部及び背部、それぞれを活かした使用方法で、ハンドバッグ、靴、ベルト、小物等に、幅広く用いられています。
この種は、アフリカの西北部の砂漠地帯を除き、ナイル川の流域から南アフリカにかけて、広く生息しています。
皮の主な輸出先は、ヨーロッパ方面で、フランス、イタリア等が中心です。

ナイルオオトカゲ
Varanus niloticus
ベリーカット
斑文脱色仕上げ

テグー(一般和名); テジュー

商業名:Tegu
学名: Tupinambis teguixin

光沢のある鱗で被われ、黒と白の不規則な模様があります。腹部の長方形をした鱗が他のトカゲに見られない、ボリューム感を持っているところから、背部を割いて、腹部を活かした、Back Cut Type(バックカットタイプ)が多用されています。
用途としては、アメリカのカウボーイブーツや時計バンド等に利用されます。
生息地は、南アメリカ一帯ですが、原皮の多くは、アルゼンチンのパンパス地方から産出されます。

テジュー
Tupinambis teguixin
バックカット
斑文脱色仕上げ

その他の主なトカゲ類

イグアナ(一般和名); イグアナ

商業名:Iguana Lizard
学名:Iguana iguana

頭部から背中を経て尾部まで、たてがみ状の鱗があるため、皮革として使用する場合は、背部を割き、腹部を使用します。
生息地は、主に中米及び南米です。

カイマントカゲ(一般和名); ジャクルシー

商業名:Jacuruxy Lizard
学名:Dracaena guianensis

頭部から背部にかけて、特徴のある楕円形の背鱗板が、ワニの背部の様に並んでいるため、カイマントカゲ(ワニトカゲ)などと呼ばれています。
生息地は、南米ブラジル、ガイアナが主です。

ジャクルシー
Dracaena guianensis
ベリーカット
斑文脱色仕上げ


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